楽しい海外旅行♪
・・・でも気を付けてください!海外では盗難・スリが当たり前のように行われている地域が数多くあります。
特に観光客は狙われやすいので、気を付けていても被害に遭ってしまうことがあります。
万が一盗難・スリの被害にあってしまったら、落ち着いて対応してください。
これから海外旅行に行かれる方は、是非対処法を知った上で海外旅行を楽しまれてくださいね。
Contents
財布を盗まれた!!まずは何をすればいい?
まずは保険会社に連絡をしてください。
そうすると、ほとんどの場合”ポリスレポート“をとるように指示されると思います。
ポリスレポートとは盗難の被害にあった証明書で、現地の警察で発行してもらうものです。
行った先の警察によって多少違いはあるかと思いますが「いつ」「どこで」「どのようにして」「何を」「連絡先」「住所」等を聴取されます。その土地の言語が話せないと苦戦するかと思います。
可能であれば添乗員や旅行会社のスタッフなど滞在先の言語が話せる方と一緒に行くほうが安心です。
万が一、「盗難に遭ったのが空港で帰国便搭乗の直前だった!」などどうしても警察に行くことができなかった場合は、その旨を保険会社に相談してください。保険会社にもよりますが、柔軟に対応してもらえるかもしれません。
保険会社に連絡したあとは?
お財布にクレジットカードが入っていた場合は、早急にクレジットカード停止の手続きをしてください。
不正利用されてしまった場合、海外旅行保険では補償対象外となります。
ただ、クレジットカードには盗難保険がついていることがほとんどなので不正利用分をご自身が負担しなくても大丈夫なことが多いのですが、万が一に備えてカードの利用停止手続きを取っておいたほうが安心です。
また、警察へ届け出て”受理番号”を取得し、その受理番号を提出することで盗難保険が適用されますので警察への届け出も忘れずに行いましょう。
この時に、やはりどうしても現地で警察に行くことができなかった場合などはその旨をカード会社へ相談してください。
★☆補足☆★
海外旅行保険の加入内容によっては、”通貨盗難“の補償が付いていない場合があります。
その際はお財布に入っていた現金は補償対象外になってしまうので、1円も戻ってきません。
この場合補償対象となるのは盗まれた財布本体になります。
例)財布:ブランドもので50,000円で購入したもの。中に現金30,000円が入っていた。
この場合は、財布は「再調達価額」もしくは「時価額」で補償。
現金は補償対象外となります。
また、通貨盗難の補償が付いていても補償の限度額が設けられており、免責が設けられていることがほとんどです。(3000~5000円ほど)
※”通貨盗難”の補償が付いていても「小切手」「手形」「預貯金証書」は補償対象外です。
現地警察に行った時の交通費は出る?
加入している保険内容によっては、警察に行く際にかかった交通費や警察に行ったことによって参加することのできなかったツアー料金などを補償してくれる場合があります。
条件は“旅行事故緊急費用”に加入しているかどうか。
この旅行事故緊急費用の補償が付帯されている場合、旅行中の予期せぬ事故で発生した費用を補償してくれます。
ただ、これは保険会社によっても補償対象の内容や適用条件が細かく決められているので、加入した保険会社に聞いてみるのが一番です。
また、旅行事故緊急費用の取り扱いは無いこともありますので保険に加入する時は確認が必要です。
携帯電話を盗まれてしまったら?
携帯電話も盗難被害に遭いやすい品物のひとつです。
携帯電話を盗まれた場合は、何よりも先に携帯会社へ連絡して利用停止手続きをしてください。
なぜ保険会社や警察よりも携帯会社に連絡するのか?
それは、不正使用された通信料は海外旅行保険の補償対象外だからです。
海外での通信料はかなり高額になりますので、まずは利用停止手続きを最優先してくださいね。
再調達価額と時価額の違いとは?
再調達価額とは、盗難されてしまった品物と同レベルの物を再度新しく購入する時にかかる費用。
時価額とは、盗難された品物の使用期間や経過年数の消耗を差し引いた金額。
再調達価額であれば、ある程度の金額が戻ってくることも考えられますが、時価額の場合は思っているよりも低い金額しか補償されないこともありえます。
また、再調達価額・時価額どちらかの金額が上限となった上で1つの品物の限度額は10万円までということが多いです。
再調達価額・時価額が20万円であっても、10万円までしか補償されないということです。
例えば補償内容に50万円まで補償などと書いてあっても、トータル50万円ということなので盗まれたのが1つだけの場合はどんなに高価であっても10万円が限度となります。
まとめ
せっかくの楽しい海外旅行なのに、盗難被害に遭ってしまうとせっかくの旅行が台無しですよね。
せめて被害を最小に抑えたり、加入していた保険で補える部分は取りこぼすことなく受けれるようにしたいです。
とはいえ、”海外”で盗難被害に遭ってしまうと「言葉が通じない」という不安から焦ってしまうと思います。
万が一被害に遭った時に備えて、事前に対処方法を把握して落ち着いて対処するようにしましょう。
因みに、”盗難”であっても原因が置き忘れたことによる盗難の場合は補償対象外となります。
例)置き忘れた後に取りに戻ったら盗まれていた。
この場合、結果的盗難だとしてもそもそもの原因は置き忘れにあるので補償対象外と判断されます。
海外旅行中は盗難と併せて紛失や置き忘れにも十分注意して、旅行を楽しみましょう!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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